NPO団体 ASSIC

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NPO団体ASSICについて

役員紹介

理事 三輪 真理

2009年8月。パリから飛び立ち、飛行機で初めてアフリカ大陸上空に入ったときの感動は一生忘れることができません。
ワクワクするようなちょっと怖いようないろんな感情が織り交ざり、これから起こることは全く予測できないけれど、たぶんこれは新たな人生の1ページになるだろうという確信がありました。
縁がありアルジェリアに近いモロッコの家庭にホームステイをし、本当に貴重で素晴らしい体験をすることができました。
日本を離れ、遠い土地で思ったのは忘れてしまっている家族のきずな、物を大事にする精神、崇高な存在に対する感謝の日課。

私達日本人は本当に豊かで幸せなのだろうか、豊かさの意味を履き違えてきたのではないかと疑念を抱かずにはいられませんでした。
一方で水道がない生活、いろいろな物がすぐに壊れる様、仕事がなく草むらで1日何もせずボーっと立っている青年たち、物乞いにくる子供たちを目のあたりにし、帰国後、何か日本とアフリカをつなげることで、ともに豊かになることはできないかと模索しておりました。
幸い、代表をつとめるmmm.international group(愛知県名古屋市・一宮市にある英会話学校)での長年に渡る恵まれない子供たちへの寄付金活動のベースがありましたので、生徒の皆様や講師・スタッフ、友人の皆さんにご理解をいただきNPO団体ASSIC(アフリカ支援インターナショナルセンター)として発足いたしました。

単なる日本からの一方的な支援とせず、お互いに平等に尊敬しあうことで日本とアフリカの人と人とを結び、相互に共存し学んでいくSHARE AND LEARN(わかちあい、学びあう)の精神に重きを置いていきたいと思っています。皆様のご理解とご支援を賜りたく何卒よろしくお願い致します。

理事 竹田舞

アフリカとの出会いは、ウガンダ人の先生との出会いでした。
ウガンダという国についてほどんど知識がなく、長く続いた内戦のことくらいしか知りませんでした。
そして、その先生との御縁から、2012年3月、初めてアフリカ、ウガンダへ行くことができました。

最初の印象は、とても緑が多く自然が豊かな国。
そして、ウガンダの首都カンパラ郊外にある、コミュニティー施設、エコビレッジを訪れました。
近郊に住む、女性たちの多くはご主人が漁師で家に帰ってこない、または亡くなっていました。それでも生活していくためにはお金が必要。
そこでそのビレッジでは、女性に工芸品の作り方を教えたり、鶏の飼育をし、それを売ることで現金を得る、というビジネスを教えていました。
とてもたくましい女性たちに、自分の未熟さを感じました。
そして、エコビレッジ近辺の小学校を訪れ、たくさんの子供たちに歓迎されました。
明るく歌や踊りを披露してくれる子供たち。この子たちはまだ制服や、文具を買うことができる。
ただ、学校の外から中をじーっと見る子供たちのせつない目が今でも忘れられません。
そう、この子たちは制服、ノート、えんぴつが買えないので学校には入れてもらえないそうです。
この国は、緑豊かで、農業が盛んなので、食べるものには不自由はあまりしない。
が、現金収入がないため、教育が得られないこどもがたくさんいる。

一方、子供たちを観察していると、とてもおとなしく、大人の言うことをきちんときき、いつもお手伝いをしていました。小さな女の子が、赤ん坊を抱きかかえ、あやす姿。話しかけると、照れた様子での笑顔。

支援をするだけでなく、わたしたち日本人が忘れかけていた価値観を思い出させてくれる、Share and Learnを実現できる、そんな土地だと感じました。

これからも支援の輪、アフリカと日本の輪を広めるお手伝いができたらと思います。

理事 岩山絵理

私は青年海外協力隊の隊員として2年間ウガンダの小学校で活動し、現地の人々と共に生活をしていました。私の仕事は、小学校に在籍する障害児の教育でした。ウガンダで障害児は、まだまだ差別の対象であり、貧しい家庭では障害児に教育を受けさせる余裕はなく、教育が必要であるとさえ考えられていない状況でした。障害児の多くは学校に下宿していましたが、学費が支払われていないために学校の経営は厳しかったため、子供たちに十分な食事は提供されず、1日に1度しか食べられないこともありました。夜は、教室のコンクリートの上に御座を敷き眠っていました。2年間で私ができたことは本当に些細なことでしたが、現地の先生や村の女性に助けられながら子どもたちの生活環境の改善ができたと思っています。しかし、まだまだ十分ではありません。そして、帰国後も私にできることは何か無いかと考えていたときに出会ったのがNPO団体ASSICでした。ASSICの理念である「お互いに平等に尊敬しあうことで日本とアフリカの人と人とを結び、相互に共存し学んでいくSHARE AND LEARN(わかちあい、学びあう)の精神」に私はとても共感しています。私はウガンダで活動することで本当に多くを学ばせてもらいました。現地の人々は突然やってきた異国の私をあたたかく家族のように迎え入れてくれ、お互いの文化を尊重しながらじっくりと語り合った日々は、忘れることができない貴重な体験です。
これからは微力ながらASSICの活動をお手伝いさせていただき、多くを学んでいきたいと思っております。